書評・感想: あなたは、自分の体を賭けて勝負をしたことがありますか? 「金を賭けるのが一番簡便な解決法です。競技で金を賭けなくなったら、その方がよっぽど厄介な、重たいことになるのです」という言葉どおり、金よりも重たいものを賭けなくてはならなくなってしまう表題作「黄金の腕」のほか、全体的に「墜落寸前だが墜落はしない。かといって高く飛び上がれるわけでもない。いつ落ちるか、今落ちるかというふらふらの状態」というアウトロウな人たちが出てくる話でまとめられています。 これを読んでると「こんな人生でもいいのかも」と思ってしまうあたり、やっぱしそういった世界へのあこがれがあるのでしょうか?(^^;; |