黄金の腕
黄金の腕書影
カバー:黒鉄ヒロシ
黄金の腕 阿佐田哲也著
ISBN:4041459664 書籍(文庫) 204p
1988/07/25 角川書店 \340
内容:
 
備考:
「前科十六版」「夢ぼん」は色川名
収録作品:
  • 黄金の腕
  • 未完成大三元
  • 北国麻雀急行
  • 国士無双のあがりかた
  • 大三元の家
  • 人生は五十五から
  • 前科十六犯
  • 夢ぼん
  • あとがき
書評・感想:
あなたは、自分の体を賭けて勝負をしたことがありますか?
「金を賭けるのが一番簡便な解決法です。競技で金を賭けなくなったら、その方がよっぽど厄介な、重たいことになるのです」という言葉どおり、金よりも重たいものを賭けなくてはならなくなってしまう表題作「黄金の腕」のほか、全体的に「墜落寸前だが墜落はしない。かといって高く飛び上がれるわけでもない。いつ落ちるか、今落ちるかというふらふらの状態」というアウトロウな人たちが出てくる話でまとめられています。
これを読んでると「こんな人生でもいいのかも」と思ってしまうあたり、やっぱしそういった世界へのあこがれがあるのでしょうか?(^^;;