私が所属している研究室の1998年の研究室旅行で、私の強〜い希望により
岩手県一関市の市立図書館の色川武大・阿佐田哲也常設展を
日程に組み込んでもらいました。
一関は色川氏の最後の引っ越し先で、1989(平成元)年3月に
一関に引っ越して、4月に心筋梗塞で倒れお亡くなりになっています。
ここには色川氏の夫人である孝子さんから寄贈された色川氏の
遺品の一部を常時展示するスペース(といっても4畳くらいの広さですが)が
あり、一ヶ月ごとに展示品を入れ替えているそうです。
私が行ったときには、テーマは「色川氏のビデオコレクション」ということで、
色川氏のビデオコレクションのほかに、
直筆原稿(色川氏特製の原稿用紙に書かれたもの)などが展示してありました。
また、館内のパソコンで色川氏の蔵書を検索すると、福武書店
(現ベネッセ)の「阿佐田哲也・色川武大全集」を発刊当時に
定期注文した人のみに特典としてプレゼントされた生原稿型の
「道路の虹」(非売品です)がヒットします。これをメモして
カウンターの係の人に「この蔵書が見たい」と頼むと、奥の
倉庫(金庫?)から出して見せてくれます。これはとっても
貴重なものだと思いますので、ぜひ見てみて下さい。
(館内閲覧限定ですので貸し出しはできないそうです。)
一関市立図書館の近くには酒の民族文化博物館などがありますし、
ちょっと行ったところにはジャズ喫茶「ベイシー」もあります。
一関市立図書館ほかの住所と電話番号はインターネットタウンページなどで
調べて下さい。
駅からそう遠くないところにあったと思うのですが、行かれる際にはあらかじめ
地図や一関市立図書館のWebサイトなどで場所を確認された方がいいと思います。
(1998/10/16訪問)
常設展のみに対する評価
発2つ・・・ファンにはおすすめ
常設展を含む一関市に関する評価
発3つ・・・たいへんおすすめ
所在地 | 岩手県一関市田村町5番25号 |
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開館時間 | 午前9時から午後5時まで |
休館日 | 毎週月曜日、毎月第4金曜日(図書整理日)、 その他年末年始など |
入館料 | 無料 |
備考 | 一関市立図書館のサイトに地図もありますので参照して下さい。 JR利用の場合は一ノ関駅下車、磐井川に向かって歩き、川の手前を右折して しばらく歩くとあります。駅から徒歩15分くらいです。 常設展は図書館の2階でひっそりとやってます。 近くには酒の民族文化博物館がありますので目標にしてみて下さい。 見学時間は常設展だけなら15分、館内をじっくり見るなら1時間弱と 考えておけばいいでしょう。 ちなみに、ジャズ喫茶「ベイシー」や酒の民族文化博物館も色川氏に ゆかりのある地です。 |