Vocabulary 2:用語集その2
博多弁ファンのみなさま、こんにちは。そして特に北海道八雲町立野田生中学校の
みなさん、こんにちは。博多弁講座へようこそ。
さて今回は、博多弁で使われる用語のうち「あいさつに使う言葉」
「ケンカに使う言葉」について勉強していきましょう。
ちなみにこのページは野田生(のだおい、と読むみたいですね)中学校の生徒さんから
質問のメールが届いたことを記念して作られました。
なんでも国語の「方言」の授業で博多弁講座を見たそうです。光栄ですね(^^)
- 日常で使う挨拶について
あまり変わったのはないのですが、
- 「こんちゃ」(こんにちわの短縮形)
- 「ちゅーす」(出所不明)
などはよく使います。でも、これは博多弁じゃないと思います。
あとは、例えば
- 「なんばしよっと?」(なにをしているの?)
- 「どこ行きよっと?」(どこに行っているの?)
等と言うこともあります。
- ケンカの時に使う言葉について
- 「きさん」(貴様、きさま という意味、相手のこと)
- 「くらす」(なぐる)
- 「ぼてくりこかす」(むちゃくちゃにぶんなぐる、タコ殴りにする)
- 「ちかっぱい腹立つ」(ちからいっぱい腹が立つ)
- 「ばりむか」(とてもむかつく、とても腹が立つ)
- 「しゃーしぃ」(うざったい、しゃらくさい)
- 「はらわたん煮えくりがえるごたぁ」
(はらわた(内臓)が煮えるように(腹が立つ))
等があります。
- 例文(博多弁)
- ひろし:「きさん、ちかっぱいしゃーしぃったい。くらすぞ!」
ふくこ:「ばりむか。はらわたん煮えくりかえるごたぁ。
ぼてくりこかさるーばい。」
- 訳
- ひろし:「貴様、ものすごくうざったいんだよ。なぐるぞ!」
ふくこ:「めちゃむかつく。はらわたが煮えるくらい腹立つ。
タコ殴りにするよ。」
はい、どうもおつかれさまでした。また、次のレッスンでおあいしましょう。