Lesson 4:「ばい」「たい」「くさ」(言い切りの語尾)
博多弁ファンのみなさま、こんにちは。博多弁講座へようこそ。さてレッスン4では、
博多弁の言い切りの語尾である「ばい」「たい」くさ」に
ついてふくこちゃん、ひろしくんといっしょに勉強していきましょう。この「ばい」
「たい」「くさ」はNHKの朝の連続テレビドラマ「走らんか!」でもよく用いられて
いた言葉ですので、ぜひともその使い方を身につけたいですね。
なお、解答用紙提出用のフォームを利用して解答を提出すると、リアルタイムに
採点・判定します。全問正解だった場合には認定証を表示して、即座に認定者一覧に
掲載しますので、ふるって挑戦して下さい。(^^)/
また、フォームが利用できない方、フォームを利用するのがいやな方は
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Lesson 4
博多弁 「ばい」「たい」「くさ」
日本語 「〜だよ、〜さ」 (言い切りの語尾)
- 例文(博多弁)
- ふくこ:それ、塩ばい。
ひろし:しっとーとたい。
- 訳
- ふくこ:それ、塩だよ。
ひろし:知っているのだよ。
- 解説
- さてこの例文では、レッスン2までの「しっとーと」との
組合せで「たい」がもちいられていますね。このように、「ばい」「たい」
「くさ」は、単独で用いられたり、「と」と組み合わせて
用いられたりします。
次に、もう一つ例文をどうぞ。
- 例文(博多弁)
- ふくこ:きれいな花が咲いとーばい。
ひろし:ばってんくさ、花はいつかは散ってしまうったい。
- 訳
- ふくこ:きれいな花が咲いているよ。
ひろし:だけどさ、花はいつかは散ってしまうんだよ。
- 解説続き
- このように、「散ってしまうとたい(散ってしまうのだよ)」のように、
「と」+「たい」(日本語では「の」+「だよ」)の場合に限っては、
「っ」+「たい」(日本語では「ん」+「だよ」)の形に音便変化することが
できます。たとえば、「しっとーとたい」は、「しっとーったい」に変化
することができます。
「ばい」「たい」「くさ」の使い分けについてですが、「くさ」は、
日本語の「〜さ」の意味に用いられることが多くなっています。また、
「ばい」は「〜よ」の意味に、「たい」はちょっと強めに「〜だよ」の
意味に用いられることが多くなっています。ただし、実際には
それぞれの人が発音しやすいように使い分けるため、個人差が大きく
なっています。
それでは、以上のことを踏まえて、練習問題と認定問題をどうぞ。
- 練習問題
- 次の博多弁を日本語に訳しなさい。
- あの娘かわいかったばい。
- そらそうくさ、ミス福岡ばい。
- 俺そのこと知らんかったったい。
- 解答
- あの娘かわいかったよ。
- そらそうさ、ミス福岡だよ。
- 俺そのこと知らなかったんだよ。
- Lesson 4 認定問題
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はい、どうもおつかれさまでした。また、次のレッスンでおあいしましょう。
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(ちなみに私の手元のIME2000では「あの娘かわいかった倍」と変換されました。)
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